朝起きて首を動かすと痛い。

いわゆる寝違いの痛みの症状があります。

根本の原因は咀嚼不足です。

咀嚼とは、

よく噛んで噛み砕くことです。主に下顎と歯、舌を使って、食べ物をしっかり噛みくだき、唾液と充分に混ぜ合わせることで、飲み込みやすい食物の塊(食塊)を形成します。乳幼児・児童にとって咀嚼は、将来の食生活をはじめライフスタイルに、また、高齢者にとって咀嚼は、自立心や社会生活、生活の質(QOL)に影響する、と考えられ、最近では特に重要視されてきています。
【噛むことの意義】
誰でも小さい頃、「よく噛んで食べなさい」と注意されたはず。「よく噛むこと」は子育て、しつけの基本的項目になっていました。よく噛むことが身体によいことを経験的に知っていたからでしょう。現在では、噛むことによってさまざまな効用がもたらされることがわかってきました。
【噛むことの効用】
・咀嚼によって食べ物が小さく噛み砕かれることで、お口の中や胃、腸の中での消化を助けます。
・咀嚼によって唾液腺を刺激し、唾液の分泌をよくします。
・咀嚼により顔の筋肉や骨(顎)を使うことで、発育をサポートします。
・体内に有害な異物が入らないように、食材中の異物を発見し、排出します。
・ゆっくり噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防止することで、肥満予防につながります。
・噛むことは顎位(上あごと下あごの位置関係)の保持につながり、姿勢を正しく保つ効果があります。
「よく噛むと頭がよくなる」といわれますが、食べ物をよく咀嚼することは脳を刺激し、活性化するといわれています。高齢者では、きちんと咀嚼できないと、学習、記憶、自立度、認知、全身的な運動の持久力などの低下が見られるという報告もあります。

咀嚼が足らないと胃腸が硬くなり、

仰向けに寝た時に背中がピタッとつかなくなると、寝ているときの体重を腰、肩甲骨、後頭部で支えられなくなり、

寝ている間に肩甲骨の外側が緊張して硬くなり寝違いの症状になって現れます。

寝違いの痛みは、

肩甲骨上の筋肉を外側をほぐすと改善されます。

それでも改善しない首の深部からの神経的な痛みは

足の第一指に原因があります。

第一指第2関節部分をほぐすようにしましょう。

右側は右の肩甲骨、第一指

左側は左の肩甲骨、第一指

を爪を立てて骨から剥がすように行ってみて下さい。

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